ハッテン場での幻聴

いなくても良かったような雑務ばかり
で無力感いっぱいに仕事を終える。
重いヘルメットを被ったかのように頭が
痛い。うつ状態か。死にたい気持ちを
コンビニのコーヒーでごまかした。
ひとまずあったかいもので自分をだまそう。
そしていつものハッテン場の大部屋に
横たわる。うとうとしていたら声が聞こえ
た。なかなかの早口で「仕事あるよ仕事
あるよ」と言っていて、それをきいた途端
ふわっと体の力が抜けて楽になった。
次の瞬間となりで寝ていた人に手を出され
目が覚めたが、あの声は何だったのか。
希望的幻聴か、守護霊か。自分の守護霊は
どんな人か分からないが、コイツまた
ハッテンしてとか思っているだろうか。

好きでもない相手とセックスして
帰りに食べたくもないコンビニのパンで
腹を満たす。荒んでいて感謝の気持ちを
持てない。相手してくれたのに。